薬物事犯全体における最近の傾向

 大麻が薬物乱用に繋がるゲートウェイ・ドラッグとして社会的に問題となっており、取締りの強化と薬物依存者の矯正・乱用防止が急務の課題となっています。

 来日外国人密売グループは暴力団と結託して、組織化、巧妙化傾向を一段と強める一方、密売方法も都市部を避け、住宅地等に移しています。また、インターネットや携帯電話、宅配便を利用するなど、その手口がますます潜在化しています。

 少年など若年層の者達が、覚せい剤のことを「エス」・「スピード」、MDMAを「エクスタシー」・「バツ」・「タマ」と呼ぶなど、ファッション感覚で使用したり、薬物乱用に対する規範意識の低下や、薬物乱用の危険性・有害性についての認識不足から、安易に覚せい剤、大麻や錠剤型麻薬等に手を出しています。

 平成21年中におけるMDMA合成麻薬の検挙人員は、21人、押収量は、約1万1,300錠です。錠剤型の合成麻薬は、市販薬と同様に手軽に飲用できて罪悪感も薄いことから、さらなる拡大が懸念されています。

 薬物は、一度使用したら、やめられなくなります。「薬物=悪」という認識を持ちましょう。